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ディープラーニングによる地震前兆検知の試み

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ディープラーニングによる地震前兆検知の概要ついて


◇予兆検知に関わる仮説

これまで、日本で発生してきた震災クラスの大地震は、プレートテクトニクスのような
大きな地殻の動きとそれに連動したエネルギー開放によって発生しているとみられる。
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このような大型のエネルギー開放は、何の予兆・予備動作もなく発生することは稀で、
地殻のたわみ・予備的な岩盤破壊などが広範囲に徐々に起きてゆき、最終的に発震に至ると思われる。
発震に至るまでのプロセスにおいて、震源周辺では変化に伴う予兆が、
発震の一定期間前から観測できる可能性がある。
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また、日本近傍の地殻の構造や大きな地殻の動きがが短時間で激変しない限り、
大地震の起きうるエネルギーが蓄積するポイントは限られており、
発震に至るまでのプロセスにも何等かの特徴があると予想される。

ただし、特定の地域に起きる超大型の大地震の予兆は(日本の国土のスケールから見ると)
かなり距離的に離れた位置に現れている可能性もある。

一方、現在、日本にはかなりの数の地震計が設置されており、日々データを取得しており、
過去データも記録されている。

よって、大地震の起きやすそうな地域をいくつかピックアップし、その地域で過去に起きた大地震の
一定期間前の地震計の連続波形データを、地域を限定せず(日本全国に渡って)分析することで、
意外な場所に現れる前兆についても漏れなく特徴を見出すことができると考えられる。

前兆に有意な特徴が見つけられたなら、最新の地震計連続波形データをそれらの特徴と照合することにより、
大地震の発生前の予兆が出ているかどうかを判定することが可能になる。

◇データ処理や結果確認の流れ

Hi-netのデータを元に、以下のように処理を行っている。
  1. 震度5以上の揺れを観測した地震のリストを作成

  2. 連続波形データのダウンロードと前処理

  3. ディープラーニングの実行

  4. 地震前兆の検知:観測点ごとに算出される時間毎の前兆検知適合度を集計する

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